1年生の交換活動のまとめ 青柳小百合(1996年度)

 

1年生 図工科「世界のともだち」

AETの先生から相手の学校の先生を紹介してもらう。何回か電子メールで連絡を取った。子どもたちにアメリカの1年生の先生から手紙が来たことを伝える。最初は、アメリカの1年生の好きな遊びについてであった。

絵や写真などの交換をしたいということなので、どんなかたちがよいか考えた。「学校のことや遊びのことを紹介してあげよう。」ということになった。アメリカのお友達に絵を送ってみたい子どもが、休み時間などを使って絵、折り紙、カードなどをつくった。予想していた以上にいろいろな絵やカードができた。

次のメールからアメリカのお友達の名前をおしえてもらったので、名前から相手のお友達の顔を想像してカードを書くことにした。いろいろな顔を想像していた。交換する相手がはっきりしていると、クラス全体にだす紹介より、より身近に感じていたようであり、意欲的だった。相手の名前は教師が書いてあげた。自分のなまえは、教師が名簿に一人一人名前をローマ字で書き、教室にはっておいたので、自分でローマ字を書いた。ローマ字を書くことは難しいかと思ったが、以外にも子どもたちは抵抗なくすんなりと見よう見まねで書いていた。    

相手のお友達からカードが届いたときは、みんなでよろこんだ。送られてきたカードに写真が貼ってあったので、自分が想像していた顔と比べたり、アメリカの友達の中に、自分たちのクラスにいるお友達と似ている子を発見したり、書いてくれた絵をみてなにをしているか考えたりした。送られてきた写真は、100日記念の時の写真であった。「100日記念」、「100のアイテムで何かを作る。」という発想はおもしろいと感じた。また、カードに書かれていた絵は、どれも楽しそうであり、気持ちを大切にしている(あまり形式的な感じではなく、書き方にこだわるのでなく)なぁと感じた。スペルのまちがいも少しあり、どこの国の1年生も同じだなぁと安心した。交換活動やアメリカの先生の電子メールの紹介で、子どもたちの見方は、外国がいままでより身近な存在になったようである。アメリカの1年生とお友達になれてうれしいという気持ちももった。外国の1年生がどんなことをして遊んでいるのか、何の勉強をしているのかを知ることは子どもたちにとっても教師にとってもよい交流になると思われる。

1年生の2,3月に行った活動だった。2学年は担任もかわったが、先日(2年生の9月)、一人の女の子が「マクガラス先生げんきかな?」と私に話しかけてきた。



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